うす曇りだけど関係ないね。この暑さたるや。
熱帯の植物としか思えないようなどぎつい色彩の花があちこちに咲いているのは、これはつまりそういうことか。ここが熱帯だということか。
夏は自分の季節だと思う。たぶん。そして、その感覚が自分だけのものだなんて信じられない。万人がすべからく、夏は自分の季節だ、と思っているに違いない。そんなふうに感じるのだ。きっと大いに誤っているのだけれど。
そんな感覚に乗せられて今年も、ぼくはきっといろいろな過ちをするのに違いなかった。まあ、それもいいや。夏の思い出なら、どんな酷い有様だろうが、暑さにまぎれて素敵に見える気がしてくるので。
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