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もりげのどうかと思うような日記

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2006年05月28日(日) 睡眠家たるもの

寝る技術

先日、電車で横に座っていたあんちゃんが寝入ってしまった。膝に額をくっつけんばかりにしてぐらりぐらりと揺れている。ときどきずずぅ、と涎をすすりこむような音を立てている。それを見ながら私は「けっ、このドシロウトが」と優越感に浸っていた。

私は座って寝るのがうまい。いわゆる「舟を漕ぐ」ような醜態は決してさらさない。寝息やいびき、歯軋りといった騒音の類も一切たてない。

静かに居眠りするコツをお伝えしよう。たとえば、クラシックの演奏会のような場で寝てしまう場合、いびきどころか、少し寝息をたてるだけでもまずい。従って、呼吸音を完全に消した状態で寝入る必要がある。そのためには、あらかじめ自身が寝入ろうとしていることを自覚した上で、極めてゆっくりとした、深い呼吸を心がけておくとよい。前もって呼吸を静めておけば、眠りに入った途端にそれが荒くなることはまずない。

それと悟られずに眠るためには、身体のバランスをとっておくことも大切だ。舟を漕ぐ運動は、主に頭部の重みによって引き起こされる。首の筋肉が弛緩すると重心が前に移動しすぎ、その結果、上体が崩れるわけだ。これを防ぐためには、前もって頭を十分に垂れておく。首の筋肉のコントロールが失われても重心が移動しない状況を作っておくのだ。

細かなコツは感覚的に掴んでいくべきものではあるが、上記の2点を意識しておけば、物音を立てることもなく、人目を引くような格好になることもなく、うまいこと眠れるはずである。

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_ トリガラ伍長 (2006年05月29日(月) 00:51)

ニアミス!

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