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V林田日記(ダメな)
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2006年09月10日(日)
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今日の本
米澤穂信『ボトルネック』(amazon
 やー、どうにもこういう作品読んでしまうと参りますね。何が参るって、自分との相性が良すぎることですよ。
「賢しらな男が聡明な娘さんにシメられる」という、ほっちゃんのこれまでの小説(特に『さよなら妖精』とかの辺り)でも見られた構図は俺をいつも身悶えさせてきたんですが、この作品はそれの発展形という感じで俺を身悶えさせますね。怪物王女なんかもそうだったんですが、こう自分との相性が良すぎると何書いて言いかわかんねえなあ。

なお、サイン会は行きます。

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小池一夫/叶精作『凶刃者(ブレイダー)』(amazon
 一言で感想を言うなら、「理解不能」。
一応、大雑把なストーリーは「柳生十兵衛が徳川幕府転覆を狙うイスパニアの陰謀を阻止しつつ、妖刀村正の怨念を封じる」ってことになるんでしょうが、まあこういう風にまとめることに何か意味があるとも思えません。小池一夫のトンデモな部分が120%出てしまったような怪作。
特にラスト2話は凡そ常人に理解できるものではないでしょう。一体これはなンなのよォーッ!!



2006年09月21日(木)
人は誰でも 未知の世界に憧れ_

今日の本
哲弘『椿ナイトクラブ』1巻(amazon
 現在の週刊少年誌の漫画で一番勢いがある作品かもしんないですね、な変態漫画。
いやまあ、この巻ではまだ変態度がそこまで行ってないんですが(4話あたりに萌芽は見えますが)、2巻以降に収録となるだろう分では変態度がどんどんエスカレートしてエラいことになってます。何故この作者はカラーページで茜ちゃん(♂)の乳首を異様に気合入れて書くのか。


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矢口高雄『9で割れ!!』4巻(amazon
 10年ほど前に「小説中公」で連載されていたものの、雑誌が潰れたため宙ぶらりんになっていたのがようやっと完結。
矢口は、デビュー前の約10年間郷里で銀行員をしていたという漫画家としては割と珍しい経歴の持ち主なのですが、これはその銀行員時代を描いている漫画でして、要するに矢口版「まんが道」なわけです。
で、これがまたべらぼうに面白いんですわ。高度経済成長期の銀行というもの自体があまり取り上げられる題材じゃあないわけで(テレビ買うための積み立てなんてのはいかにも時代ですね)、こういう珍しい題材ってのはそれだけで面白いもんですよ実際。
矢口作品で良く見られる欠点である、妙な説教臭さとかエピソードの使い回しとかもないですし(多分。矢口作品全部読んでるわけではないのでもしかしたらあるかもしれませんが)、もしかしたら矢口作品の中でも一番万人に薦められるものかも知れません。

なお、この4巻では1967年当時の水木プロを訪ねた話とかもあるので、水木ファンも読めばいいじゃない。池上遼一とかつげ義春も出るよ。



2006年09月23日(土)
おーいゴッドマン 急いで来い_

塾長のところで出てたゴッドマンの話で、初めて奴の出身地が「ファイヤーゴッド星」だと知りましたよ。また一つ無駄な知識が増えた。しかしファイヤーゴッド星もひどいものですが、グリーンマンの「金河系グリーン星」も大概ですやね。どこなんだ金河系。
まあでも、そんなおはようこどもショー特撮のこと、俺、嫌いじゃないぜ!(鼻の下をこすりながら) 本当DVD-BOX出ませんかね。ウルトラファイトが出るご時世だから出てくれてもいいと思わなくもない。

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今日の本
小池一夫/池上遼一『オファード』(amazon
 ギルガメシュ大王の遺伝子を受け継ぐ主人公が地底王国アガルタの謎を追う、みたいな作品(投げやりな説明)。正直小池せンせいの作品の中では割と凡作でしょう。
ただ、中盤、警察に追われる身となった主人公一行が、身を隠しつつ暫く腰を落ち着けてアガルタへの道について研究しなければならないという状態になり、

「この辺の土地借りてヌーディストビーチにしようぜ! ヌーディストビーチの中なら警察も捜査どころじゃないだろうし」「お前天才だな!」(大意)

という実に小池せンせいな解決法を図るくだりは面白い。首尾よく土地借りて開設、こうなりゃいっそのこと土地買い取っちまうおぜ、という段になったところで土地所有者であるオッサンが、

「そもそもあそこ、ヌーディストビーチに向かないと思うよ。だってタランチュラが出るもん」(大意)

などと言い出すのも素晴らしいですね。いやそれ先に言えよ!



2006年09月27日(水)
かわいいは正義、って言葉もある_

今日の本
オーガスト/脳みそホエホエ『夜明け前より瑠璃色な』1巻(amazon
 普段漫画ゴラクとか言ってる俺ですが、「単行本を購入してる(あるいは出た暁には絶対購入する)作品/掲載されてる全作品」の割合が一番高い雑誌は電撃大王だったりします(現在、連載作の1/3以上を本買ってる雑誌は多分これだけ)。で、そんな大王の中でも最近かなり楽しみにしている連載がこれ。
なんと言っても、脳みそホエホエの可愛らしい絵が素晴らしい。ストーリーは他愛ないっちゃあ他愛ないラブコメですが、しかしその他愛なさが絵には実にマッチしていてなんともいい塩梅。あー読んでて幸せですよ。こういうタイプの作品をもっと大切にして生きていきたい。



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shiromuku(fs)DIARY version 1.03