舞シナリオまでで麻枝パートはぜんぶ終了したので、心置きなくのだめカンタービレが録画できます！
で、ここまでの京アニKanonについて語ると、あの唾棄すべき感覚、つまり
「俺は原作を大変よく理解してるがアニメ制作チームは完全には理解しきれてないんだよねえ。アハン？」
というのが滲み出ざるを得ないので、流石に７年前のエロゲーについてそんな心情むき出しで語るのはどうなのよ、という自制が働くわけなのですよ。とっぱらう？ とっぱらうか。
ともかく、舞シナリオの締めはやっぱり納得いくもんじゃなかった。それは確かなのだなあ。
真琴シナリオでも思ったのだけど、京アニ脚本は視聴者全員を納得させようとでも思ってるのか、無理に伏線を張りすぎ。つーか、あれじゃ思わせぶりなシーンを先取りで出してるだけで伏線とすら呼べません。
舞シナリオは、物語ではなく、音楽にたとえるべきものなのです。なんだか知らんが不条理にも絶望の底で夜の校舎をボロボロになりながら駆け回り続ける羽目になって、そうやって世界が闇に閉ざされていった末、唐突に――そう、唐突に！――あの米畑（原作ではnot麦畑なのだ）が広がる感覚が。伏線ほとんど皆無の状態から、無理やりに受け入れるしかないあの説明の衝撃が。無駄に薄まっている。
舞シナリオのクライマックスの力学は、たとえばベートーヴェンの第九、歓喜の歌が始まる瞬間の衝撃と質的には似ているんであって、物語の力学とはなんも関係ない。そこを読み違えちゃいけないはずなのだ。
だいたい、祐一が早目に過去を思い出しかけたからといって、視聴者にとって受け入れやすくなるわけでもない気がするんだけど。あの設定って。
あと、畑が魔物と関係なしに本当に潰されてしまう間も戦い続けている場面、BGMは残光以外ありえなかったはず。あのシーンの美しさを少しでも理解しているのなら（アハン？）。
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先生、質問です！<br>�”颪里�母さんの病気は舞の能力とは無関係ですか？<br>�△△糧�が今の学校なのか？<br><br>not麦畑＜そうだよねぇ。麦なら７月にはもう刈り終わってるから「あれっ」と思った。<br>う〜ん、しかしそんなに違うのなら、いっちょ原作をやってみようかしら。<br>レ・ミゼラブルも見ました。懐かしい気持ちになりました。大事に続けて欲しいです<br>地上波で流して、もっとたくさんの子供に見てもらえる様にすれば良いのにな
話じたい受け付けられないわけでないなら、原作ぜひやってみてください。<br>作者の思い入れというか、表現へのスタンスの異様さは、たぶん<br>誰がどう他媒体で再現しようとしても無理だと思うのです。<br>ちなみに、昔書いた舞シナリオプレイ回想記が<br>http://www.exa5.jp/c11/log/53.html#07<br>です。いま読み返しましたが、当時から私ずいぶん「not麦畑」にこだわってるなぁ……。<br><br>(1)関係あるといえばあります。母の死に際して祈ったときに舞は「強く強く願えばそれが叶う」ことに気づいた、というかそういう能力を現出させてしまったわけです。<br><br>(2)かつてはあの学校の旧校舎の裏はぜんぶ畑で、そこを潰して作ったのが新校舎なのです。だから魔物は新校舎にだけ出るのでした。