雪明りで驚くほど真っ白な夜。耳当てとダウンのコートで武装した子供がひとり、バケツを持って道に出てきて雪を集めている。ああ、そうだった。雪ってのはすごく嬉しいものだったんだ。
実のところ、いろいろと現実的なことを考えて迷惑がりつつも、朝起きて窓の外の景色が一変しているのを見るときのわくわく感だけは今も消せない。寒いから雪で遊んだりはしなかったけどね。軟弱になっちまったもんだ。
銀河沙漲三千里 梅嶺花排一萬株<br>ぎんがいさごみなぎるさんぜんり、ばいれいのはなひらくいちまんちゅう<br>一面に降り積もった雪は、まるで天の川の銀砂を敷きつめた様。<br>はたまた梅の名所、太ゆ嶺の花が満開になったかの様です。<br><br>『和漢朗詠集』より 白居易の雪中即事って詩の一部
美しいですね。雪の表現としては個人的には豪奢すぎる感じもしますが。唐詩にもお詳しくてらっしゃるのですね……尊敬であります。
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銀河沙漲三千里 梅嶺花排一萬株<br>ぎんがいさごみなぎるさんぜんり、ばいれいのはなひらくいちまんちゅう<br>一面に降り積もった雪は、まるで天の川の銀砂を敷きつめた様。<br>はたまた梅の名所、太ゆ嶺の花が満開になったかの様です。<br><br>『和漢朗詠集』より 白居易の雪中即事って詩の一部
美しいですね。雪の表現としては個人的には豪奢すぎる感じもしますが。唐詩にもお詳しくてらっしゃるのですね……尊敬であります。