たとえばマーラーの交響曲なんて言うと、「人類という存在の根源的な悲劇性について云々」である。生と死と苦しみと歓喜と神性、などなどを壮大に、深刻に、音に変えてつむぐ。
ぼくは結構こういうのは好きなのである。まあ、「人類という存在の根源的な悲劇性」の部分が「空間構造の中において2.73次元を占める変形された三角形の調和のあり方」とかになってしまうゲンダイオンガクは苦手だけど。意味がわからないので。
話がそれた。ともかく、悲劇的で思い込みが激しくて暗く力強いものは好きなのですよ、という話。
それに対して、たとえば『かみちゅ』である。……またかよ、というツッコミはとりあえず置いといて欲しい。
かみちゅ。これはもう、女子中学生は神様になってしまうが基本的にどうってことなく中学生してて、悩みなんて言ったって割とちっぽけなものを適当に悩んでるだけで(いやもちろん本人は真剣なのである)、たぶん風が気持ちよくて玉子焼きがおいしければ大概のことはへっちゃらだ。
ぼくはかなりこういうのが好きなのである。
世の中にかくも異なる作品が存在しえる理由というのはいまだぼくにはわからないままだ。しかし、ともかくだ。そういう各々のスタンスの中から、自分が世界に対するときの視点を選べるのだとしたら。
ぼくはせっかくなので尾道で女子中学生をやってみたいな、と思うのである。
えー、暑いので意味不明です今日も失礼しましたよ。
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